第145章

アリシアに言われた注意事項どおり、彼は倉庫へ向かい、獅鷲が好む風属性の魔法鉱石を多めに、それ以外の属性の鉱石もいくつか見繕って持ち出した。獅鷲の雛が普段使っている小さな巣を従魔空間へ収めると、その周囲を魔法鉱石でぐるりと囲む。さらに、雛のために用意していた小物類も脇へ並べた。

やがて雛が目を覚まして起き上がったとき、最初こそきょろきょろと落ち着かず、怯えた様子を見せた。だがエイモスが低い声で宥め、撫でてやると、すぐに緊張はほどける。新しい住処にも、どうやら満足したらしい。

そもそも従魔は、従魔空間で暮らすことを嫌がりにくい。あの空間は完全な密閉ではなく、外界へ繋がる「窓」がある。中にいて...

ログインして続きを読む